現場の可視化と遠隔マネジメントを推進
IoT
物流におけるIoTの活用
物流領域でもようやくAI・ロボットなどのデジタル技術が広まってきましたが、比較的古くから活用されている技術がIoTではないでしょうか。
よく知られているのはGPSを使った車両位置管理です。弊社も1993年に国内初の移動体衛星通信サービスをスタートしました。現在では多くの運送事業者が配車業務などに活かしています。
それ以外では、物流センターの温湿度管理や荷物の計量、サイズ測定などに様々なセンサーが活用されています。またRFIDや監視カメラなど既に一般的なサービスもIoTの一種と呼べるでしょう。
人手不足、非接触、テレワークなど物流も業務スタイルの変化が求められています。その中においてIoTは欠かせない取り組みテーマです。
IoTの活用事例
当社の最近の取り組みの中から、2つの事例をご紹介します。
事例1 光センサーを活用した梱包箱計測
目的
- ・箱サイズに応じた保管料の請求
- ・サイズに応じて適切な運送会社を選定して運賃を適正化
取組み概要
- ・物流センター入庫受け入れ時に箱サイズを自動計測する
- ・計測には「光センサー(3D-LiDAR)」を使用する
- ・計測結果を商品マスタに即時反映する
- ・登録したサイズ情報を活用してした後続処理(梱包、配車、請求など)
効果
- ・手作業から自動化することで計測時間を短縮
- ・商品マスタの登録時間の削減
- ・保管料の適正化
事例2 温湿度センサーを活用した倉庫の遠隔監視
目的
- ・休日、夜間の人手による管理作業の脱却
- ・温湿度をリアルタイム監視し、異常時のスピーディな対応
取組み概要
- ・人手による定期チェックを自動化する
導入前: 2時間おきに計測器を1つ1つ目視チェック 休日、夜間も交代でチェックが必要 - ・温湿度センサーを設置した24時間365日のリアルタイム監視
- ・設定外の数値に達した場合は自動アラートを発報
効果
- ・人手による作業時間の削減(働き方改革)
- ・リアルタイムに関係者全員で情報共有
その他の先進技術
B : | Big Data に関する情報は こちら |
R : | Robot に関する情報は こちら |
A : | AI に関する情報は こちら |
S : | Sharing に関する情報は こちら |