生産管理
SPENCER
生産管理 SPENCER(スペンサー)とは
長年培った物流ノウハウと在庫管理を起点とし、サプライチェーン全体を可視化する生産管理パッケージです。
CLOUD SPENCER(クラウド・スペンサー)はセイノー情報サービスの強みである物流改善コンサルティングの経験と多くのお客様への導入実績に基づく、豊富なノウハウが活かされています。
調達から生産、物流に至る全ての計画や実行を一括管理
SPENCERは、製造業に必須の計画管理、実績管理、原価管理の機能を網羅しており、生産に関わる全ての情報を管理できます。既に他の生産管理システムを利用している企業は、必要に応じてSPENCERの計画管理・実績管理の機能をコンポーネント単位で利用できます。
3つの管理機能
計画管理
計画管理は、需要情報を元に在庫推移を計算し、将来的な在庫の過不足を明らかにします。業務担当者は、在庫推移や警告情報を参考に生産の計画ができます。 さらに計画管理から、いつ、どの品目を、どれだけ調達しなければならないかを自動計算します。需要情報や各種計画を一元管理でき、品目ごとの在庫推移が明確になるため、需要のタイミングに合わせて計画できます。適切な計画で、在庫削減の効果が生まれます。
実績管理
実績管理は、工場内の在庫の移動作業や在庫管理を支援し、管理精度を向上させます。作業にハンディターミナルを取り入れることで、現場での投入ミスの抑制や、リアルタイムな記録ができます。また実績入力で在庫量を把握し、計画管理をはじめとした各計画業務にも利用できます。さらに、各工程の原材料の使用量や作業員の稼動時間、設備の稼動実績が取得できるため、製造実績の原価も算出します。
ポイント:『生産工程』は『物流工程』の連続
生産指示、計量、加工、組立、包装など、それぞれの生産工程の前後には必ず、ピッキング、検品、投入、搬送、保管などの物流工程があります。
原価管理
原価管理は実績管理で収集した実績をもとに、実際原価を計算します。SPENCERでは工程別に全ての実績情報を一元管理できるため、情報収集の作業時間を短縮できます。 工程ごとの作業実績に基づいて、工程別・ロット別の原価を計算します。間接費の配賦計算は、科目ごとに設定粒度や計算方法を変更できるため、各企業の原価計算方式にあった方法で算出します。
特長SPENCERの範囲
SPENCERを構成する、計画・実績・原価の3要素で最適な生産や調達の手配、作業指示に基づいた確実な生産作業を支援します。
※APSとは、設備の負荷などを考慮し日程の計画と、資材調達の計画を同期的に行う仕組みの事です。 ※PLCとは、外部の機器を自動的に制御する電子機器の事です。
必要な機能でスモールスタート!且つ実績ある稼働環境
※コンポーネント単位の利用で、必要最低限の機能を組み合わせて利用することができます。また99.99%の稼働率を誇るクラウド環境をご用意しています。
※コンポーネント単位
SPENCERでは計画・実績・原価、それぞれの機能で必要なものを組み合わせて利用できます。 初期はスモールスタートで、時期を見てシステム化の範囲を広げるなど、部分最適から全体最適まで対応します。
導入企業の活用例
機能名 | A社 | B社 | C社 | D社 | E社 | |
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計画管理 | 需要計画 | ○ | ○ | ○ | ○ | - |
生産計画 | ○ | ○ | - | - | ○ | |
補充(移送)計画 | ○ | - | ○ | - | - | |
調達計画 | ○ | ○ | - | ○ | - | |
実績管理 | 在庫管理 | ○ | ○ | - | - | ○ |
工程管理 | ○ | ○ | - | - | ○ | |
品質管理 | - | ○ | - | - | - | |
原価管理 | 原価管理 | ○ | ○ | - | - | - |
※需要計画・・・他の計画と組合せて利用します。 ※需要計画以外・それぞれの計画単位で利用できます。 ※原価管理・・・実績管理で収集した実績を利用します。
計画管理の特長
サプライチェーン全体にまたがる在庫を一元管理
販売・生産・調達・物流まで全ての在庫計画情報は元より、欠品や過剰在庫も可視化します。
エクセルと同じ操作感・計画変更をリアルタイムに同期化
計画業務の多くはエクセルを駆使して行われているのが現状です。エクセルライクな画面とブラウザ上でのデータ管理により個別エクセルの撤廃を目指します。 また工程在庫の計画・変更を同期化することで、「納期の回答レスポンス」や「確実な回答」を実現します。
実績管理の特長
期限管理・鮮度管理・トレーサビリティ等の高度な在庫管理を実現
原料から中間品、完成品に至るまで、どこにどれだけ使われ、どれだけ残っているかを可視化します。各種デバイスを活用し数量チェックを行うことで漏れのないトレーサビリティを実現します。