作業品質と生産性を向上 AI 導入事例
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物流現場におけるAI活用事例
当社が顧客とともに行った取り組みから、活用事例の一部を紹介します。
ご紹介する以外のAI技術や活用シーン、他の最新技術との併用なども提案可能ですので、お気軽にご相談ください。
画像認識
当社では、AIと画像認識技術を融合したサービスを「iSCAN(アイスキャン)」という名称でパッケージ化し、従来の物流ソリューションとセットでご提案しています。
事前にAIへ学習データを投入しておき、現場のカメラで撮影した画像や動画をAIへ連携することで対象物を識別したり、学習データとの変化や違いを自動で読み取ります。
当社の事例では、入出荷検品や品質検査のシーンで有効活用されています。

入出荷検品
- ・課題:検品にかかる作業時間と、ミスが起こった際のリカバリ時間を短縮したい
‐アナログな方式による作業ミス軽減措置は限界にきている
‐いままでと同等の労働力の確保が厳しくなっている - ・業務の流れ
- 1. 少し離れた場所から1枚、カメラで画像撮影
- 2. 見えているラベルをAIが全て画像認識し、データ化
- 3. 読取結果を予定データと照合
- ・効果
‐出荷作業時間の短縮:1パレットあたりの検品作業時間が、約30%短縮
‐出庫表のバーコードを読むだけの単純作業となったため、無理なく作業を進められる(現場作業員)
品質検査
- ・課題:目視検査だけに頼らない方法により、検査品質を向上させたい
‐品質異常防止のため目視検査で2重チェックを行っている
‐過去、似たような業務で不具合の見逃しが発生 - ・業務の流れ
- 1. バーコードをスキャンし、検査項目を選択
- 2. 対象商品をタブレット端末の下に置き、カメラで画像撮影
- 3. 読取結果を予定データと照合
- 4. 検査結果が、タブレット端末の画面に表示される
- ・効果:製品の検査及び付属品検品の精度向上
‐正常画像での正解率:95%
‐異常画像での正解率:100%
動画解析
物流現場には、盗難防止などを目的として防犯カメラが設置されています。
この防犯カメラの映像をAIで解析することで、今まで見逃していた現場の変化がより見える化されます。
また、解析結果をデータ化することで傾向分析や予測などに活用することも可能です。
物流現場の解析
- ・課題:現場の安全確保と荷物・作業の滞留抑制
‐安全ルールが遵守されているか、把握できていない
‐荷物・作業が滞留し、作業スペースが圧迫されたり効率が悪化してしまっている - ・業務の流れ
‐防犯カメラの映像をAIで解析し、危険行動や異常を検知
‐検知したら、現場のパトライトを発報
‐事務所PCで、検知時の映像や履歴一覧を閲覧可能 - ・効果
‐危険行動・異常を早期発見し、事故の未然防止と業務改善を推進 - ・カメラ動画の活用シーン
例)
- 整理整頓
通路や保管禁止エリアの荷物滞留検知
- 安全管理
フォークリフトの一時停止検知
フォークリフトの急旋回検知(荷崩れの抑制)
- 工程管理
決められた時間・場所での荷物所在検知
荷物到着のフライング・遅延の検知
- 盗難防止
登録作業者以外の検知
立ち入り禁止エリアでの人・車の検知

関連ソリューション
その他の先進技術
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