導入ソリューション
- 3PL
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- 企業名
- その他業種
- カテゴリ
- アウトソーシング
- 業種
- その他
- 取扱商品
- 販促イベント用の什器やノベルティ
概要
A社様は年間6,000箇所以上で販促イベントを開催しています。
イベント開催は全国規模となり、開催頻度も毎週のため、イベント会場で使用する什器(商談用のテーブルや椅子)、のぼり、ノベルティやチラシなどのイベントグッズに関わる物流が大規模且つ煩雑になっていました。
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物流の大まかな流れ
- 1. イベント開催日に合わせて在庫チェック、配送計画
- 2. 店舗別にグッズの配送準備(セット組み)
- 3. イベント会場へ配送
- 4. イベント終了後に店舗から回収
- 5. 在庫をチェックし、次のイベントに向けて保管
物流センターや運送会社などの実行業者への手配、事前段取りが煩雑になり過ぎたため、本来のイベント企画や運用に割く時間が足りなくなると同時に物流コストも上昇していました。
そのため、受付や調整事などのマネジメント業務も合わせてアウトソーシングすることを視野に入れ、イベント物流の改善に着手しました。
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課題
- ・手配、事前調整に時間がかかる
- ・輸送コストが増加している
- ・リードタイムが長い
- ・配送状況が分からず問合せに回答できない
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成果
- ・年間の物流コスト20%削減
- ・年間イベント開催数30%増加
- ・問合せやクレームが激減
課題
- ・全国規模のイベントに関わらず、什器を毎回1箇所の物流センターへ戻していたため、余分な輸送コストを要していた
- ・什器回収後、すぐに次の会場に向けた準備をせねばならず、常に時間に追われた作業となりミスが発生していた
- ・イベントの同時開催など頻度も多いため、什器の返却予定管理や配送計画に時間がかかっていた
- ・配送状況がすぐに把握できず、問合せを受けてからリカバリー対応をしていた
- ・輸送費が月初にしか把握できず、残予算に合わせたイベント開催ができなかった
課題解決方法
受注から配送・回収までをワンストップ対応
これまでA社様は、前段取りと輸送手配、および後段取りを自社で行っていました。そこで弊社は、物流マネジメントセンターを活用したアウトソーシングサービスをご提案しました。
A社様自身が行ってきた什器やグッズの在庫管理、受注、出荷指示、配送計画、更には返却予定情報や輸送の進捗状況までを弊社のマネジメントセンターが包括的に代行することで、お客様の業務負荷を大幅に軽減します。
アウトソーシング後のお客様の作業は、WEBシステムにイベントのスケジュールを入力するだけでよくなり、本業であるイベントの企画や実運用、品質管理に集中できる体制へ変貌を遂げました。
西濃運輸の全国ネットワークを活用し、リードタイム短縮とコスト削減を実現
これまでの配送は、単なる物流センターと店舗の往復をするだけで、輸送距離と時間を無駄に費やしていました。
そこで弊社はグループ企業である西濃運輸が持つ全国規模の輸送ネットワークを活用し、イベント終了後の什器を物流センターに戻さずそのまま次のイベント会場へ直接配送する店舗間輸送をご提案しました。
さらに地域毎の開催頻度と輸送コストを考慮し、地方に物流センターを増設しました。 これにより、配送コストとリードタイムの大幅な削減を実現しました。
導入の効果
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01年間の物流コストを20%削減
・貸切便から全国規模の路線便へ切り替え、配送単価を削減 ・最適な配送計画により配送回数、配送単価を抑制
物流の専門知識を有するマネジメントセンターが最適な配送計画を立案することで、年間の物流コストを約20%削減しました。
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02年間のイベント開催数が30%増加
受注~計画~配送、更には返却予定、回収までの全ての物流業務をアウトソーシングしたことで、作業負荷が大きく軽減されました。
イベント企画、運営などの本業に専念できるようになり、イベント開催数が30%増加するとともにイベントの品質も向上しました。 -
03問合せやクレームが激減
在庫や配送に関する問合せは一括でマネジメントセンターが代行します。同センターでは在庫情報、輸送進捗、返却予定情報を一元管理しているため、急な問合せにもスムーズに回答できます。必然的にクレームも激減しました。
現在も更なる品質向上・コスト削減に向け、拠点配置の見直しや、KPI分析による配送費の抑制、多様なITソリューションを用いた管理精度の向上など、継続的に改善活動を行っています。