2021.5.11
  • 食品 製造業
  • 生産管理

在庫管理レベルの向上による在庫ロスの削減

導入ソリューション

  • 生産管理
企業名
菓子製造・販売業
カテゴリ
生産管理
企業規模
従業員千名以上
業種
食品 製造業
拠点数
販売拠点 約50店舗 生産工場 3拠点
売上高
年商200億円
和菓子・洋菓子の製造販売

概要

老舗菓子メーカーであるA社様における、製造現場の改善事例をご紹介します。

  • 課題
    • ・システム上の在庫と実在庫が合わない
    • ・生産計画業務の属人化
    • ・実際原価が分からない

課題

  • ・システム上の在庫と実在庫が合わない
  • ・生産計画業務の属人化
  • ・実際原価が分からない

システム上の在庫と実在庫が合わない

A社様では、入庫~出庫までの現場作業を紙の指示書に基づいて行われており、作業実績や原材料の使用量などをシステムへ入力する業務もすべて手作業で行われていました。
そのため、繁忙期は入力作業が追いつかず、在庫情報と実在庫の乖離が発生していました。作業負担を軽減し、かつ精度の高い生産計画を実現するためには、正確な在庫情報を管理する必要がありました。


生産計画業務の属人化

生産計画業務では、各担当者が複数のExcelを見ながら、これまでの経験に基づいて計画を立案されていました。
そのため、情報の確認や加工に多くの時間や手間が費やされていました。このように、担当者のスキルに大きく依存した業務であるため、商品毎の需要見込みに沿った細やかな生産計画の立案が困難でした。


実際原価が分からない

原価管理については、当初は標準原価と標準単価を利用して原価計算を行っていました。正確な原価を算出したくても、製造指示に対する使用原材料のロットや実作工数が把握できていなかったのです。 業務改善や企業利益の向上のためにも、正しい原価管理が必要でした。


課題解決方法

ハンディターミナルの活用により在庫管理レベルを向上

生産の各工程においてハンディターミナルによる資材管理を提案しました。これにより在庫をリアルタイムに把握することができ、在庫管理レベルの向上を実現します。また、各工程においてもハンディターミナルを活用した管理を行うことで原価計算情報の取得が可能になります。

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様々な情報を一元管理することで生産計画の精度を向上

生産計画立案では、属人化していた業務を当社の生産管理システム「SPENCER」の活用により、Excelライクな分かりやすい画面で、サプライチェーン全体の正確な在庫の繋がりを可視化することができ、情報収集の負荷軽減、生産計画業務の標準化を実現します。

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実際原価の把握することで柔軟な販売戦略の見直しが可能

原価管理についても、生産管理システム「SPENCER」の活用により、各工程の実績管理が可能となることで実際原価が把握できるようになり、原価の増減が可視化されます。またこれにより、商品毎の利益率の変化がわかるようになり、柔軟な販売戦略の見直しが可能となります。

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導入の効果

  1. 01在庫管理レベルの向上

    原材料・資材の在庫の可視化により、誤発注がゼロ
    棚卸差異の確認を現場で適宜できるようになり、精度が向上

  2. 02生産計画精度の向上により作業の効率化

    実績がリアルタイムに捉えられるようになり、計画精度が向上
    作業の段取りがしやすくなり、業務の手戻りが削減
    生産計画業務の重要性が認識され、生産管理室の地位が向上

  3. 03原価管理の実現

    各工程の実績管理ができることで、実際原価が把握可能

  4. 04製造作業の効率化

    製造作業にかかる費用が、年間約400万円 削減

お客様の声

  • ・弊社がお客様の業務を十分に理解することで、プロジェクトを円滑に進めることができたこと
  • ・要件定義などの各工程で、システムエンジニアの対応がとても良かったこと
  • ・生産管理システム SPENCERのデモンストレーションを実施したことで、システム活用のイメージができ、システムの使用感も「業務のイメージがしやすかった」「シンプルでわかりやすい」と言っていただいたこと
  • ・弊社がセイノーグループであることも、信頼性が高いと評価
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