2021.5.11
  • 食品 製造業
  • 調達・生産管理

在庫を20%削減

導入ソリューション

  • 在庫管理
企業名
調味料製造業
カテゴリ
調達・生産管理
業種
食品 製造業
売上高
80億円
取扱商品
約900種類
中華、エスニック材料の製造および販売

概要

中華、エスニック料理材料の市場で高いシェアを持っているA社様。
業務用だけでなく、家庭でも本格的な料理を簡単に楽しめる、お客様の気持ちを考えた商品を提供している食品メーカーです。

  • 課題
    • ・廃棄処分が発生している
    • ・商品によっては、欠品による売上機会を損失している
    • ・商品回転率の低下により、鮮度悪化を招いている
    • ・新商品発売時や繁忙期に倉庫スペースが足りず、外部倉庫が必要となる
  • 成果
    • 在庫:全社在庫20%の削減と欠品抑制を同時に実現
    • 鮮度:賞味残率20ポイント向上
    • 倉庫:保管スペース10%強の減少
    • 効率:倉庫作業の効率化
    • 可視化:組織内の情報共有、意識向上

課題

在庫が適正化されないまま運用することにより、様々な問題が発生していました。

  • ・廃棄処分が発生している
  • ・商品によっては、欠品による売上機会を損失している
  • ・商品回転率の低下により、鮮度悪化を招いている
  • ・新商品発売時や繁忙期に倉庫スペースが足りず、外部倉庫が必要となる

課題解決方法

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以前から物流ソリューションを提供していた弊社に相談をいただきました。
上記課題である「在庫の廃棄処分、鮮度悪化、倉庫スペース不足」から導き出される根本的な原因は、在庫管理や発注業務の属人化に集約されます。
属人化を排除し、誰もが同じ基準で在庫量・発注量を決定できるソリューションがあれば、在庫過多、さらには欠品も抑制できると結論付け、提案いたしました。

在庫削減を実現する確かなプロセス

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ソリューション導入に向けて、数社のソリューションを選定し検討を開始されました。
その中でも、現実的にどのようなプロセスで在庫削減へ導くのか、また、新しい現場業務をいかに定着させるかなど、ソリューションだけでなく明確なプランを提示した弊社をお選びいただきました。
まず最初の工程では「在庫削減シミュレーション」を実施し、25%の在庫削減が可能であるということがわかりました。 その後、新しい業務を現場に定着させるためのプランを検討。そして、現場作業者が受け入れ易いよう、徐々に新業務へ移行していくという流れで、無理なく現場に浸透しました。


  1. 1. 在庫削減シミュレーションを実施し、在庫削減の可能性を分析
  2. 2. SLASHを利用した発注業務が実務者に定着するようプランニング
  3. 3. スタート時は限定した商品のみにSLASHの数値を採用し、浮き彫りになる課題に対応しながら対象範囲を広げていく

導入の効果

  1. 01全社在庫20%の削減

    SLASHを導入後、5ヶ月間で在庫日数20%(金額にして1億円)の削減を達成。廃棄在庫は減少、欠品の発生も以前と比べ減少しました。現在、輸入品の削減活動を進めており、更なる在庫削減が見込まれています。

  2. 02賞味残率2割向上

    在庫削減により回転率が向上し、回転率が悪かった商品群においては賞味残率が2割向上しました。

  3. 03保管スペースの減少

    在庫削減により倉庫内に空きスペースを確保でき、繁忙期のオーバーフローや新商品の保管スペース確保など、キャパシティ不足が解決し、外部倉庫費用も減少しました。

  4. 04倉庫作業の効率化

    商品別の出荷特性が把握できたことで、倉庫での作業導線を考慮した在庫配置を設定できるようになりました。そのため、倉庫内の荷役作業の効率がアップしました。

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  5. 05組織内の情報共有

    発注業務に基準がなかった頃は、欠品や在庫廃棄の責任の矛先は、一担当者へ向いていました。
    SLASH導入後は、過去の実績ではわからない将来の需要に対し、各部門が積極的に情報共有するようになり、組織をまたいだ在庫改善が図れるようになりました。 また、組織の在庫マネジメント意識も向上しました。

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