2025.12.25

発注方法の基本を見直す

はじめての在庫マネジメント講座

 

物流現場の在庫管理では、
「気づいたら在庫がどんどん増えている」
「欠品が怖くて、どうしても多めに発注してしまう」
そんな悩みを抱える担当者の方も少なくありません。

最近は需要の変化も読みづらく、これまでの経験や勘だけでは対応しきれない場面も増えてきました。
在庫を減らせばコストは下がるけれど、減らしすぎると今度は販売チャンスを逃してしまう…。
このちょうどいいバランスをどう見極めるかは、多くの現場に共通する悩みです。

そこで今回は、需給・発注業務に携わる方に向けて、あらためて見直したい「発注方法の基本」についてお話しします。

 

在庫コントロールの基本は「何を・いつ・どれだけ」

在庫をうまく管理するための基本は、
「何を」「いつ」「どれだけ」発注するか を、できるだけ正確に判断することです。
この3つを押さえるだけで、発注の精度はぐっと上がります。


「何を」発注するか

すべての商品を同じルールで管理するのではなく、商品ごとの特性に合わせることがポイントです。
たとえば、年間を通して売れる定番商品と、季節やイベントで大きく動く商品。
この2つを同じ基準で管理すると、在庫の偏りが発生しやすくなります。
ABC分析などで重点商品をはっきりさせて、それぞれに合った管理方法を選ぶことが効果的です。


「いつ」発注するか

発注のタイミングには、大きく 「定期発注」と「不定期発注」 があります。
①定期発注
あらかじめ決めたスケジュールで発注する方法。管理しやすい反面、急な需要変化には対応しにくいのが難点です。
②不定期発注
在庫数や需要の状況に応じて柔軟に発注する方法。変化には対応しやすい一方、担当者の判断に依存しやすいという課題があります。


「どれだけ」発注するか

次に、発注する数量の決め方です。こちらも2つの考え方があります。
①定量発注
毎回決まった数量を発注します。シンプルで安定しますが、需要の変動には弱い面もあります。
②不定量発注
そのときの在庫や需要に合わせて数量を調整します。柔軟に対応できますが、管理が少し複雑になります。

この3つの視点を組み合わせることで、自社に合った発注方式が見えてきます。
次は、その組み合わせでできる4つの発注方式についてご紹介します。

 

発注方式は4つのパターンに分けられる

「定期/不定期」と「定量/不定量」を組み合わせると、発注方式は次の4つに整理できます。

① 定期定量発注法
② 定期不定量発注法
③ 不定期定量発注法
④ 不定期不定量発注法

名前だけ聞くと少し難しく感じますが、考え方はとてもシンプルです。

発注


たとえば、需要の波が大きくない商品なら「定期定量」で十分管理できますし、変動が激しい商品には、不定期で数量を調整できる方法のほうが向いていることもあります。
一見すると自由度の高い「不定期不定量発注法」が万能に思えますが、実際には、もっとシンプルな方式で十分対応できるケースも少なくありません。大切なのは、管理のしやすさと、商品の特性・需要パターンに合っているかどうか。
自社や自部門の運用に合わせて、無理のない方法を選ぶことがポイントです。

まとめ

発注方法の基本を理解しておくと、過剰在庫や欠品を防ぎやすくなるだけでなく、担当者の経験や勘に頼らない、標準化された在庫管理にもつながります。「なぜそのタイミングで」「なぜその量を」発注するのかが説明できるようになると、現場の判断もぐっと安定します。

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