「最近、新しいパートさんが入ってもすぐ辞めちゃうな…」
そう感じる瞬間、ありませんか?
特に女性スタッフが長く続かないと、「ウチのセンター、何かある?」と、心配になりますよね。
どうして女性が集まりにくいのか?
実は、女性が物流センターで働き続けるかどうかは、仕事そのものよりも“雰囲気”や“働きやすさ”が大きく関わっています。
重い荷物がある、
忙しいピークがある、
作業エリアが複雑で覚えられないなど…
でも、それよりも「ここなら安心して働ける」と思えるかどうかが大きいんです。
たとえば、休憩室が暗くて居心地が悪い、困っていそうなパートさんに誰も気づいていない、など
社員の皆さんからすると「悪気はないんだけど…」ということが、
女性から見ると、「ここは続けづらい」と感じるポイントになってしまいます。
今日お伝えするのは、“あなた一人からできる、小さな工夫”です。
小さな声かけで「居場所感」をつくる
女性スタッフが大事にしているのは、「ここにいていいんだ」という安心感。
これは大げさな取り組みではなく、日常の“ひとこと”から生まれます。
たとえば、出勤してきたパートさんに
「おはようございます、今日は寒いですね」と軽く声をかける。
作業が慣れてきた人には
「昨日よりスムーズでしたね!」と伝えてみる。
ほんの一言でいいので、相手の存在をちゃんと見ている、というサインを出してあげると、それだけで働く気持ちが前向きになります。
あなたが誰よりも現場を見ているポジションだからこそ、その声かけが大きな力になります。
作業環境の“ちょっと気になる”を拾う
環境改善というと大げさに聞こえますが、実はほんの小さな気づきで大丈夫です。
たとえば、
「台がないと届かない場所がある」、
「作業台の上がゴチャついていて使いにくい」
といった、ちょっとした不便さって意外とあるものです。
そんな時は、まず上司に
「ここ、少し高さを変えられたら作業しやすそうです」
と軽く相談してみたり、
「この作業台、一旦道具だけでも片付けちゃいましょうか」
と周りに声をかけてみるだけでも十分です。
あなたが“気づいて動く人”になるだけで、現場は少しずつ良い方向に向かっていきます。
“聞きやすい空気”をつくる声かけの工夫
とくに女性のパートさんは「迷惑かけちゃいけない」と思って質問をため込んでしまいがちです。
聞くタイミングが分からず分からないまま進めてしまって、最後に「私、向いてないかも…」と辞めてしまうパターンもあります。
まずは、「わからないことがあったら、いつでも声をかけてくださいね。」と最初だけでも、落ち着いて伝えることで、“聞いていいんだ”という空気を作ることができます。
忙しいときほど、
「助かります」
「大丈夫ですか?」
などの軽いひと言をかければ、相手の緊張は和らぎます。
決して見張るのではなく、“気にかけてるよ”という雰囲気を出すのがポイントです。
これなら、忙しい中でもちょっとした隙にできるはずです。
女性が集まりやすいセンターは、結局のところ“誰にとっても働きやすいセンター”です。
今日からできそうなこと、試してみませんか?



