2026.1.5

物流の「当たり前」って何?

今日から使える小さな改善ヒント 物流現場のあるあるレポート!

 

パートさんに作業を教えるとき、「こうするんだよ」って伝えているのに、なぜかうまく伝わらない。自分は分かっているつもりなのに。 現場でそんなモヤモヤを抱えたこと、ありませんか?



自分は分かっているつもりなのに言葉にできない

現場作業は、考えるより「体で覚える仕事」が多い場合があります。
入荷、保管、ピッキング、検品、梱包。
最初は迷っていたことも、いつの間にか自然にできている。でも、いざ人に教えようとすると、「なぜそうするのか」が口に出てこないことがあります。
例えば「商品をこの棚に置くのは決まりだから」と言っても、なぜその棚なのか、どうしてそこに置くと作業がスムーズなのか、ちゃんと説明できる人は意外と少なかったりします。
頭ではなんとなく理解しているのに、ちゃんと整理できていない状態。これが「自分が分かっているつもり」の落とし穴です。



例:ただ置いているだけの棚、実は事故の原因に?

「急ぎの作業があるから」
「ちょっとの間だから」
と、商品を仮置きしたこと、ありませんか?
その時は問題が起きていなくても、あとで在庫が迷子になったり、軽い物の上に重い商品を置くと崩れたり変形したり、いずれ在庫差異や廃棄の原因になったります。
つまり、「とりあえず置く」という小さな判断が、のちの大きな問題になってしまう。
本人からすれば安易な対応でも、考え方を少し間違えるだけで現場全体に影響します。「なぜここに置くのか」を理解しているかどうかが、品質を左右しているのです。



物流の「当たり前」は、作業じゃなくて考え方にある

多くの人が「物流の当たり前=作業ルール」だと思いがちですが、それだけではありません。
大切なことは、理由を理解しているかどうかです。
例えば、棚の置く場所には理由があります。
見つけやすい理由、数えやすい理由、重さや形を考えた安全の理由。
それらを理解して作業すると、教えるときもただルールや手順を伝えるのではなく、
「こうしておくと後で困らない」
「この順番だと危ない思いをしない」
と言葉で説明できるようになる。
体で覚えた作業に「理由」が加わるだけで、自分の仕事が少しプロっぽく変化し、人に教える時の説得力も上がります。



今日からできる改善は、理由を言葉にしてみること

改善と言うと、何か仕組みを変えたり、新しいルールを作ったり、現場の配置を変えたりしがちですが、今日できることはもっとシンプルです。 自分が普段当たり前にやっている作業に、「なぜそうするのか」を言葉にしてみるだけで、現場の空気が変わります。

棚に商品を置くとき、「ここに置くと次にピッキングする人が迷わないはず」と意識してみる。
検品するとき、「バーコードの向きを揃えると読み取りやすい」という理由を心の中で言ってみる。

それをそのまま言葉にしてパートさんに伝えるだけで、作業はやらされる仕事から、意味がある仕事に変わっていきます。 理由を知ることで納得感と責任感が生まれ、小さなミスも減り、チームの意識が少しずつ改善されていきます。
あなた自身も、教える立場として自然と成長していくはずです。

「物流の当たり前って何?」と聞かれたら、きっとこれからは迷わず答えられるはず。
まずは作業の理由をひとつ言葉にして、自分の仕事を今日からちょっとプロに近づけてみましょう。
あなたの一歩が、現場全体のレベルを上げる第一歩になるかもしれません。



物流現場
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