「そろそろウチも新しいシステムに切り替える。良さそうなのを調べて比較表を作っておいてくれ」
そんなセンター長の頼み事に焦っていませんか?
日々の業務で手一杯なのに、ITシステムを調べてみても専門用語ばかり。
「WMSとかAIとか、言葉は知ってるけど、結局どれを選べばいいの?」と途方に暮れてしまう気持ち、すごくよく分かります。
カタログ集めの前にやるべき「現場の見直し」
いきなりシステム会社のホームページを開いて機能一覧を眺めても、正直どれも同じに見えてしまいます。実は、システム検討で最初にやるべきことは、外の情報を集めることではなく、中の課題を整理することなんです。
「在庫が合わないのか」
「誤出荷をなくしたいのか」
「新人教育に時間がかかりすぎているのか」。
まずはあなたの現場で「一番痛いところ」はどこか、メモ書きでいいので書き出してみてください。
ここがブレると、どんな高機能なシステムを入れても「宝の持ち腐れ」になってしまいます。
解決策1:「機能」ではなく「解決できること」を見る
現場の痛いところが分かったら、次は情報の見方を変えてみましょう。比較表を作る時、ついつい「ハンディ機能:〇」「クラウド対応:〇」といった機能の有無で〇×をつけたくなりますが、大事なのはそこではありません。
「このシステムを入れたら、在庫差異がゼロになるのか?」
「新人が1日で一人立ちできるのか?」
という、あなたの現場の課題に対する「答え」を持っているかどうかを見てください。
カタログの機能欄よりも、導入事例の「Before/After」を見る方が、あなたの現場に合うかどうかのヒントがたくさん詰まっていますよ。
解決策2:「現場を知っている相手」を候補に入れる
そして、これが一番重要なポイントなのですが、システム選びは「パートナー選び」でもあります。どんなに良いソフトでも、現場の運用にマッチしなければ意味がありません。だからこそ、物流業務に精通したベンダーを比較候補に入れてみてください。
単にソフトを売るだけでなく、「現場の実情に即したサービスを展開しているか」、「現場の課題をどう解決するか」を熟知している相手なら、比較検討の段階でも「御社の現場なら、こういう使い方がいいですよ」と具体的なアドバイスをもらえるはずです。
解決策3:「一発勝負」だからこそ「進化するシステム」を選ぶ
そして最後、3つ目のポイントは「長く付き合えるか(将来性)」です。
例えばWMSの導入は、今ある業務をある日を境に一気に新しい仕組みに切り替える大仕事です。少しずつ試すということが難しく、一度入れたら簡単には買い替えられません。
だからこそ、「今の業務ができるか」だけでなく、「将来の環境変化に対応できるか」が極めて重要になります。
将来的にロボットを入れたくなったり、AI分析をしたくなったりした時に、スムーズに連携できる拡張性があるかを確認してください。「今の業務に合わせて作る」のではなく、「未来の成長に合わせて進化してくれるシステム」を選ぶこと。これが、一発勝負のシステム導入を成功させる最大の鍵です。
あなたが現場で感じている「ここが不便だな」という直感こそが、実はシステム選びの最強のものさしです。自信を持って、あなたらしい視点で情報を集めてみてくださいね。



