「最近、スタッフが立て続けに辞めて困っている…」
そんなこと、物流センターでもよくありませんか?
せっかく採用して、ようやく戦力になってきたと思ったら、突然の退職。
時給は近隣企業と大きく変わらないし、職場の雰囲気も悪くないはず。
それなのに、パートさんが長続きしない…
でも、辞める人には必ず理由があります。それは、目立ったトラブルではなく、日々の中で少しずつ積み重なった、ちょっとした違和感かもしれません。
今回は、そんな「パートさんが辞めた裏にある3つの本音」をご紹介します。
実はこれが原因?パートさんが辞めた裏にある3つの本音
① マニュアルがなく、聞きづらい雰囲気
新しく入った人にとって、最初のハードルは「現場の動きがつかめない」こと。
作業手順は教わっても、「これで合ってる?」「どのタイミングで次に行けばいい?」と迷う場面は多いものです。
忙しい現場では、周りに聞くのも遠慮してしまいがち。
「前にも聞いたし、もう一回聞くのは悪いかな…」と気をつかっているうちに、気持ちが疲れてしまうこともあります。
そんなとき、ほんの一言「大丈夫?」「ここの手順、ちょっとややこしいよね」と声をかけるだけで、安心感はぐっと変わります。
教える仕組みよりも、聞ける空気をつくることがポイントです。
② 評価や感謝の言葉が届いていない
現場がうまく回っているときほど、パートさんたちの頑張りは当たり前になりがちです。
でも、本人たちからすると「もっと認めてほしい!」という気持ちがあるもの。
仕事ぶりを見ていないわけではなくても、言葉にしないと伝わりません。
ほんの一言「助かったよ」「あの対応、早かったね」と伝えるだけで、やる気はぐっと上がります。
大げさな表彰や評価制度でなくても大丈夫。
日々の「ありがとう」が積み重なると、安心して働ける職場の雰囲気につながります。
③ 現場の空気がちょっとピリピリしている
忙しい時期やトラブル対応の多い現場では、どうしても空気が張りつめてしまうもの。
誰かが悪いわけではなくても、ちょっとした言葉づかいや態度が気になることもあります。
最近はハラスメントの配慮もあって、雑談ひとつにも気をつかう時代。
でも、実は「もう少し話したいな」「ちょっと聞いてほしいな」と感じているスタッフも多いんです。特に女性の多い現場では、こうしたコミュニケーションのちょっとした温度が働きやすさを左右します。
小さな雑談やちょっとした笑いがあるだけで、場の空気はふっと和らぐもの。
「おつかれさま」「今日はどう?」
そんな一言が、辞めにくい職場づくりの第一歩です。
離職の理由は、人それぞれです。
けれど、その根っこには “伝わらない” “気づかれない” “報われない” といった小さなズレが隠れていることが多いものです。忙しい現場だからこそ、ちょっとした声かけや雰囲気づくりが、スタッフをつなぎとめる大きな力になりますね。




