物流センターで働いていると、仕事よりも大変なのが人間関係。
リーダーになると、毎日がサバイバルです。
あなたの現場にもいませんか?
誰よりも声が大きくて、存在感のあるベテランさん。
全員がそうではないけれど、昔から現場を支えてきた人ほど発言力が強く、周囲への影響も大きいものです。そんなベテランさんから、
「え、そんなことも知らないの?」なんて言われると、
胸の奥がズーンと重くなります。
心の中では(すみません、覚えきれてなくて…)と静かに謝るしかありません。
見えない仕事、見えない努力
でも、社員の仕事はパートさんから見えないところにもたくさんあるんです。
作業をしながら、人の管理や報告など、やることは山積み。頭の中では別のタスクが回っています。見えない部分で動いているのが、若手リーダーの日常です。
経験の正しさと、会社のルールのあいだで
そんな中で困るのが、仕事を選ぶパートさん。ちょっと重い仕事や細かな作業など、あきらかに面倒な作業はスッと避けられてしまうこともあります。
逆に、「このやり方、効率悪くない?」と業務のルールにツッコミを入れられることも。しかも、その指摘が意外と的を射ていることも多いんです。
経験がある分、現場目線ではたしかに正しい。そこがまた厄介なところですよね。
とはいえ、会社としては全体のルールや安全性を守る必要があります。
「言ってることも分かるけど、でも会社としては…」という場面で、若手リーダーはいつも板挟み。パートさんの経験値と会社や部門の方針、その間で右往左往するのが現場のリアルです。
人間関係サバイバルで消耗しない3つのコツ
でも、落ち込む必要はありません。実は、ちょっとしたコツでこの人間関係のサバイバルをうまく乗り切ることができます。ここでは、パートさんとうまくやるための3つのワザを紹介します。
① まず、いったん認める
正論で返しても反発されるだけ。まずは「そうですよね、その方がやりやすかったですよね」と共感を見せることが大事です。認められたと感じると、人は案外すっと落ち着くもの。そのあとで「でも今はこの方法で統一されてて…」と柔らかく戻せばOK。まずは受け止めてから、流れを変えましょう。
② お願い+ほめで動かす
「〜してください」より、「〜してもらえると助かります!」のほうが断然効果的。そこに「やっぱり〇〇さん、早いですね!」と一言添えれば完璧です。プライドをくすぐると、動いてくれる確率がぐっと上がります。お願いとほめ言葉は現場の最強コンボです。
③ 味方をひっそり増やす
すべてのパートさんが難しい相手ではありません。話のわかる人へのこまめな相談や、ちょっとした雑談を重ねて信頼を築いておくと、いざというときにフォローしてくれます。ひとりで背負わず、小さな味方を増やすのが、現場を回すカギです。
毎日が完璧にいくわけではないけれど、少しずつ現場の空気は変わっていきます。 パートさんに振り回されて、悩んで笑って、また現場へ。 それが若手リーダーのリアルであり、明日につながる一歩です。




