パートさんの採用募集をかけると、やってくるのは学生とシニア層ばかり。
「できれば、長く戦力として働いてくれる人が欲しいのだけど…」
でも、いわゆる働き盛り世代(30~50代前半)はなかなか来てくれないのが現実です。
募集広告を見つめながら、頭を抱えた経験がある方も多いのではないでしょうか。
学生とシニア層、それぞれの特徴
学生は元気で覚えも早く、現場に活気をくれます。でも、学業や他のアルバイトの都合でシフトが安定せず、働く期間も限られがちです。一方、シニア層は経験豊富で、作業のコツや安全面に強い安心感があります。頼れる存在ですが、体力面や忙しい時期の負荷には注意が必要です。
どちらも現場には欠かせない存在ですが、「安定して長く働くコア層がいない…」という悩みは、管理者なら共感しかないはずです。
働き盛り世代が少なくても現場は回る?
とはいえ、嘆いても始まりません。現場は今日も動き続けています。
今いるメンバーでどう回すか。それが管理者の腕の見せどころです!
学生とシニア、それぞれの強みをうまく噛み合わせることを考えてみませんか?
例えば、シニア層には新人のサポートや段取りの確認を任せ、学生にはピッキングなど体力を使う作業を担当してもらう。経験とスピードがかみ合えば、現場全体のムードも作業効率もぐっと良くなります。
「あれ、意外といいチームかも?」そんな瞬間が増えてきたらしめたものです。
では、そんなシニア層の力をもっと活かすには、どうすればいいでしょうか?
今日からできる、シニア層を活かす3つのポイント
シニア層をうまく味方にすれば、現場はぐっと安定します。
ポイントは「無理をさせず、得意を活かす」こと。
- ポイント①作業の割り振りを工夫
慣れている作業や要領がつかみやすい作業を中心に担当してもらいましょう。
体力を使う作業は学生に任せれば、互いに無理なくカバーし合えます。 - ポイント②負荷やシフトを調整
忙しい時期には短時間シフトやこまめな休憩を活用。
休憩の取り方を少し気にかけるだけでも、疲れのたまり方がまるで違います。 - ポイント③居心地の良さを声かけで作る
「助かるよ」「ありがとう」のひとことが何よりのモチベーション。 雑談ひとつで信頼関係が深まります。
「ここで働きたい」と思える空気づくりが、定着のカギです。
日々の観察とささいな声かけが、シニア層も長く働ける現場を作ります。 今日からできる、ちょっとした気づかいで、シニア層のパワーをあなたのチームの味方にしてみませんか?




