2025.12.10

ちゃんと入力ルール守ってよ…

IT部門の困りごと… システム運用の裏側

 

「また勝手にデータ形式を変えてる…」
「項目が空欄のまま送られてきた…」
IT部門にいると、つい“イラッ”としちゃう瞬間、ありますよね。
正直、何度も同じミスを見かけると心の中で小さくため息…
でも、それを表に出すと余計に関係がギクシャクしそうで、つい我慢しちゃうこともありますよね。

相手も悪気があるわけじゃないのです。忙しかったり、手順をちゃんと理解できていなかったり…理由はいろいろ。それでも、目の前の画面を見るたびに「ルール守ってよ!」と思わず言いたくなっちゃう、そんなジレンマ、わかります。

「どうして入力ルールを守らないんだ!」と頭ごなしに怒ったり、注意ばかりしても解決にはなりません。ここでは、毎日の“イラッ”をぐっと減らす、ちょっとした工夫をご紹介します。



「なんで守れないの?」ルール違反の裏にある事情を知る

まずは、現場がなぜルールを守れないのかを知ることが大事です。
多くの場合、単純に「面倒」「わからない」「気づかなかった」と言われますが、その裏には、入力フォームの項目が多すぎる、手順が複雑すぎる、正しい操作方法が現場に伝わっていない、などの理由があるはずです。
ルール違反を見つけるたびにイライラするのは当然ですが、「なぜそうなるのか」を少し立ち止まって考えると、対応の方向性が見えてきます。原因がわかれば、怒るのではなく改善策を提案する余裕も生まれます。



ルールを守りやすくする工夫

現場の人がルールを守りやすくなる環境づくりです。
たとえば、入力例を添えたり、入力しなければならない項目を「ここは入力必須!」とまとめたり、そもそも入力項目を減らしたりするだけでも、ルールが守られる確率はぐっと上がります。
また、マニュアルや手順書を作るだけでなく、ちょっとしたチェックリストやガイドを現場で見えるところに掲示するのも効果的です。
「これなら間違えない」「迷わず入力できる」と思ってもらえることが、ルール遵守の第一歩です。
現場に寄り添った工夫は、IT部門と現場の信頼関係にもつながります。



日々のもやもやを減らすコミュニケーション

そして、一番大切なのは、日々のストレスを減らすコミュニケーションです。
ルール違反があったとき、ただ指摘するだけだと相手はイラっとします。そこで、「こうするともっとラクに入力できますよ」と改善ポイントを伝えると、前向きに受け取ってもらいやすくなります。
さらに、月に一度くらい、部内で簡単な振り返りを設け、現場の入力ミスの傾向を分析したり、その改善策を共有するのも良いでしょう。それを現場にフィードバックすることで、同じミスの繰り返しも減り、「IT部門に協力しよう!」と思ってもらえるようになります。



ルールは守ってほしいけど、相手も人間です。
ちょっと立ち止まって事情を理解し、守りやすく工夫し、コミュニケーションを積み重ねるだけで、毎日のもやもやはかなり減らせます。
日々の小さな工夫が、あなたと現場の関係を少しずつ快適にしてくれます。

物流現場
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