はじめに
2024年の時間外労働規制強化に始まり、2026年には特定荷主に対する物流効率化の義務化が予定され、さらに2030年には深刻な人手不足が予測されるなど、企業を取り巻く物流課題は年々深刻化しています。こうした構造的な課題にどう立ち向かうかが、企業経営にとって極めて重要なテーマとなっています。
その解決の鍵として注目されているのが、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進です。実際、大手企業を中心にその取り組みは加速していますが、物流領域におけるDXの実施率はいまだ3割程度にとどまり、ノウハウ・人材・戦略の不足がボトルネックとなり、成果を上げている企業は限定的です。こうした状況を受け、経済産業省は「デジタルガバナンス・コード」を提示し、企業がDXを単なる効率化手段にとどめず、経営戦略の中核に据えることを強く促しています。これは、企業価値の持続的な向上に資するDXの在り方を示す重要な指針です。
第48回となる本セミナーでは、初めて経済産業省から講師を招き、政策動向や「DX推進の手引き2025」に基づく最新の施策、産業横断的な標準化の潮流、そしてDX人材育成のアプローチについて解説いただきます。
第2セッションでは、AI・ロボティクス・データ活用など、現場のITソリューションが物流業務の省人化・生産性向上にどう寄与しているかを実例をもとに紐解きます。さらに今注目される「AIエージェント」の物流現場での可能性や、具体的なユースケースについても取り上げます。
未来の物流をデザインするために、課題と技術の双方を見据え、次の一手を構想する絶好の機会です。明日からの意思決定や現場改革に直結する“気づき”を、ぜひこのセミナーからお持ち帰りください。
講演内容
14:00~14:15 |
ご挨拶
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14:15~15:15 |
DX推進による企業価値向上に向けて
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15:15~15:30 | 休憩 |
15:30~16:30 |
物流の未来を支えるテクノロジーの進化と“ロジスティクス・エージェント”の可能性物物流業界を取り巻くテクノロジーの進化とともに、それらをどう現場で活かし、企業価値向上へつなげるのかを考察します。
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16:30~16:40 | 各種ご案内 |
講師紹介
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北村 真也
経済産業省 商務情報政策局 情報技術利用促進課(ITイノベーション課)課長補佐2025年4月より現職。
産業全体の競争力強化や社会の課題解決に向けた「企業のDX推進」を担当。
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説田 亮
株式会社セイノー情報サービス 執行役員 第一営業担当、事業開発担当1998年、株式会社セイノー情報サービスに入社。以降、営業部門を中心に多岐にわたるポジションを歴任し、
現在は事業開発室の責任者として従事。
ロジスティクス領域における豊富な現場経験と業務改革の実績を活かし、次世代の物流モデル構築に注力。
第17期ロジスティクス経営士
開催概要
日程 | 07/17(木) 14:00〜16:40 |
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会場 |
[東京会場] |
定員 | 50人 |
参加費 | 無料 |
主催 | 株式会社セイノー情報サービス |
お問い合わせ先 | (株)セイノー情報サービス イベント事務局 |
ご連絡事項
- ・同業者様はお申込みをお断りさせて頂く場合があります。
- ・講演内容につきましては、一部変更になる場合があります。