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2024年の今こそ取組みたい 「サプライチェーンの強靭化」

物流ITソリューションセミナー46

はじめに

配信期間:~2024/10/31(木)まで




 「物流危機に問題意識を持っている」としながらも、製造業では現場の声や商慣習を優先した物流が行われてきました。しかし2024年問題は製造業における調達や製品の供給など、通常の事業活動にも大きな影響を及ぼす問題であり、もはや物流だけの問題にとどまらず複数の部門を巻き込み、更には企業や業種業態の枠組みを超えて取り組むべき問題となっています。

 そして今荷主企業が最も注目するキーワードは「CLO」ではないでしょうか。国内の一定規模以上の事業者に対し 「CLO:物流統括責任者」の選任や中長期的な計画の義務づけを盛り込んだ法律改正案が施行されようとしています。対象となる企業は荷主で約3,000社、運送事業者も約400社と想定されています。日本企業ではCLO設置企業はまだまだ少数派と言われており、多くの方々がCLOの役割や業務への影響、その意義について疑問に思われているのではないでしょうか。

 そもそもCLOは役員、物流部門長クラスからの選任が求められ、事業運営上の重要な決定に参画する管理的地位にある人を充てなければならないとされています。それは客観的な立場で関連する部門と交渉・調整することで企業として最も効率の良い方法を選択し、自社の戦略を踏まえたサプライチェーン全体におけるロジスティクスに責任を負う立ち場でもあるからです。CLOの義務化は経営層がより深く物流戦略と向きあい、自社のサプライチェーンを見直す転機でもあります。

 本セミナーではこれからの転換期を乗り越えるべく、国際物流総合研究所から岩崎氏、流通経済大学から矢野氏を講師としてお招きし持続可能なサプライチェーンの確保をテーマに、CLOが取り組むべき課題とその対策について深く切り込みます。
 今年当社はおかげさまで40周年を迎えました。当社からは40年間の物流ITに関する経験とノウハウをもとに、シニアコンサルタントの早川が物流DXを含めた企業間連携事例を解説します。



講演内容

セッション1

物流2024年問題はロジスティクス能力を高めるチャンス

「物流2024年問題」は、荷主企業・物流事業者にとって、自社のロジスティクス能力を高めるチャンスと捉えるべきです。CLO設置義務化など、持続可能な物流の実現に向けた規制強化が進む中、ロジスティクス視点による調達・製造・販売の見直しについて、物流のRebuild & Manageの経験、DXの取り組みを織り交ぜて解説します。

<講師>
株式会社セイノー情報サービス LLP事業部
参与 早川 典雄
セッション2

工場内外の物流戦略のあり方
~コストが高騰する中で物流改善で勝ち組となるには?~

メーカーの工場において物流コスト削減は必須事項と言われています。これまでの物流戦略を今一度見直してみましょう。具体的にどこから物流を改善するべきか、その課題に対してアウトソーシングを活用した成功実例を交えながら、物流改善で他社との差別化を図るには何が必要かを説明します。

<講師>
国際物流総合研究所
代表主席研究員 岩﨑 仁志 氏
セッション3

物流改革の方向性とCLOの役割

物流改革の方向性として、先を読んだロジスティクス、データドリブンへの転換、企業連携、デマンドレスポンスの重要性を述べます。これらの方向性を実現するためには、物流人材の育成が欠かせません。一定規模以上の特定事業者については、荷主企業は、物流統括管理者の選任が義務付けられるなか、高度物流人材がどのような役割を果たすべきかについて議論します。

<講師>
流通経済大学
流通情報学部 教授 矢野 裕児 氏


講師紹介

  • 早川 典雄
    LLP事業部 参与

    1984年西濃運輸入社。同年セイノー情報サービスに出向し、90年に転籍。ITベースの物流システム・物流サービスの企画・開発・運営に従事。同社取締役を経て、現在、LLP事業部参与。博士(工学)。
    JILSロジスティクス経営士専門委員会委員、東京海洋大学大学院非常勤講師、流通経済大学非常勤講師。
    共著に、IT新時代の物流サービス、物流セキュリティ時代、マッシュアップ時代のサプライチェーンロジスティクス、協調時代のサプライチェーン。

  • 岩﨑 仁志
    国際物流総合研究所 代表主席研究員

    西南学院大学卒業後、英語専門学校の国際事業部での勤務を経て、米国企業でのマーケティングとコンサルティングセールス、英国法人でのマーケティングとBBCイングリッシュ・センターの企画運営を担当し2010年に
    一般社団法人国際物流総合研究所 代表主席研究員に就任、現在に至る。
    物流業界におけるコンサルティング、企画、講演活動、執筆、調査およびコーディネーション活動に携わる。

  • 矢野 裕児
    流通経済大学 流通情報学部 大学院 物流情報学研究科 物流科学研究所

    流通経済大学流通情報学部教授。工学博士。専門は、物流、ロジスティクス。日通総合研究所、富士総合研究所を経て現職。国土交通省、経済産業省、農林水産省等の各種委員を歴任。


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